チェリスト 小澤洋介プロフィール

cellist Yosuke Ozawa Profile

1960年東京に生れる。
10才より佐藤良雄氏にチェロを学ぶ。
東京三育小学校、北浦三育学院中学校、広島三育学院高校卒業。
日本三育学院カレッジ神学部に2年在籍の後、中退し渡欧。オーストリア国立ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学にてH.リチャウワーのもと研鑽を積む。4年の修業後カナダに渡り、トロント大学に在籍V.オルロフに2年間師事する。その後、モーツァルテウム音楽大学に復学。ソリストディプロムの試験を受け合格、モーツァルテウム音大を卒業する。
この間、カナダ・トロントにてJ.シュタルケル、リヒテンシュタインでG.マンテルのチェロのマスタークラスを受講。また、ピアノ三重奏をM.プレスラー、弦楽四重奏をアマデウス弦楽四重奏団に学ぶ。

1989年卒業後、ザルツブルグ室内オーケストラのメンバーとなり、首席チェリストに就任しアムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、日本公演等、ヨーロッパ各地で演奏活動を始める。

またモーツァルテウム音大卒業とともに日本でも初リサイタルを行い、以来定期的に日本、ヨーロッパ、アメリカ各地においてソロリサイタル活動を行う。
その後も精力的に演奏活動を行い、ベートーヴェン・チェロソナタ全曲演奏会(1998年ロンドン、1998年、1999年、2007年東京文化会館)、2018年「無伴奏チェロ」のCDをリリース。レコード芸術・準特選盤、音楽現代・推薦盤、CDジャーナル等で高い評価を受ける。

ソロ活動のほか、ピアノ三重奏団を結成。ヴァイオリニスト三戸素子、ピアニスト・フィリップ・ヤングらとともにニューヨーク・カーネギーホール、スイス・ヴィンタートゥール音楽協会定期演奏会等を始めとし、アメリカ各地、ヨーロッパ、日本でも精力的に演奏活動を行う。

また、1992年より日本に居を移すとともに、日本を拠点とする室内楽グループ、クライネス・コンツェルトハウスを結成。管・弦・ピアノを含む幅広い室内楽のレパートリーで毎年、東京文化会館小ホールに定期公演を続けてきている。
また、2010年より室内楽グループから発展しクライネス・コンツェルトハウス管弦楽団主宰しとして指揮者として、ベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンの交響曲を中心としたレパートリーをメインに楽団をひきいている。